5 農業

さかわのお茶通信 ■ 過ぎ去った11月

怒涛のように11月が過ぎ、今週末には早12月ということに驚きを隠せません。
高知に来てから初めて東京へ足を伸ばしたら、高知の寒暖差を肌身に感じた″さかわのお茶プロモーター″です。こんにちは。
朝晩冷え込む季節柄、お茶のイベントがまたまたございますので、ぜひぜひお越しください。

日本茶の聖地、静岡県上陸

日本茶は、古く京都の宇治などが銘茶として知られてきましたが、現在は何と言っても静岡が一番です。その変遷に関係しているのは、明治維新です。徳川藩士などが新たなる職として牧之原台地を開墾、茶摘みや製茶の機械化の流れの中、茶の名産地として新たに名を連ねるようになりました。
そんな静岡で3年毎に開催される『世界お茶まつり』の2019秋の祭典に行ってきました。
大きな建物が丸々、茶のイベントで埋め尽くされ、11万人以上が来場されたそうです。

また、世界お茶まつり協賛ツアーで、静岡市の玉川地区というところで代々茶農家をされている『志田島園(したじまえん)』さんに伺いました。

ご自宅から勾配のある道を、しばらく登りました。

安倍川中流域の玉川地区は中山間地域で、静岡駅前の林立するビルや賑わうアーケードに都会感を抱いていた私には、高知の茶園と似た光景に親しみを感じました。
見晴らしの良い茶園のてっぺんで、園主の佐藤さん家が用意してくださった木のベンチに腰掛け啜った水出し茶は、たいへん乙なものでした。あれやこれや華美に詰め込まず、整然とした茶園を眺めながら茶を飲む、それ自体が贅沢な空間でした。

茶の葉を水で浸し五分、啜っては浸し、何煎も楽しめます。

 

志田島園さんでは、茶の他にワサビ田も管理されています。
ワサビ田を造る技術も年々廃れているそうです。
みなさんが普段すりおろしている部分は、ワサビの茎にあたるということです。

今回訪問した茶園は中山間部でしたが、静岡には平野部に広がる茶園もあり土地毎に特色が違うそうです。新茶賑わう季節の静岡も行ってみたいと願っております。

さかわのお茶、イベント出店

おかげさまで、農大祭では来場者のみなさんにお茶をたくさん飲んで頂き、祭りということも相まって、番茶詰め放題やほうじ茶盛り放題を楽しんで頂きました。段々、さかわのお茶も賑やかになって参りました。
次なるイベントもございます。
11/30(土)午前10時~午後5時
高知市にあるアグリコレット1階イベント広場にて『土佐茶まつり』が開催されます!
高知のいろいろなお茶がずらっと並びますので、遊びに来てください。

12/1(日)黒岩文化祭
廃校となった黒岩中学校で、文化祭が継続して開催されています。
体育館で、さかわのお茶出店です。
何やら調べているとお化け屋敷があるそうで、興味が込み上げてきます。

ちらっと、酒蔵ロード劇場

去年、佐川町のことを知った時、一番見てみたかった酒蔵ロード劇場!
今年も無事開催されておりましたが、次の日大事な試験のため、ぐるっと一周に留めておきました。ビル明かりや街灯の少ない町だからこそ、光の劇場が映えるのだと、次の日に行った東京の明るさの中で思いました。
おかげさまで、夜の運転は道が見えないと騒いでおります。

いつか佐川の道に慣れることがあるのだろうかと日々疑問を抱きながら、師走に事故のないよう、みなさんもお気を付けください。