2 自伐型林業

ウラジロガシ採集研修

8期のやじさんです。

本山町の協力隊の方に声掛けいただいて、ウラジロガシの採集研修に行ってきました。
ウラジロガシの葉は結石を出しやすくする薬の原料になるということで、嶺北林業振興事務所が嶺北エリアの林業家等に採集・出荷を推奨しているそうです。
声を掛けてくれた本山町の協力隊は既に出荷経験があり、現在行っている作業に参加して実習させてもらいました。

葉に手が届かない樹高の場合は伐倒して採集します。一般的に広葉樹は萌芽更新しますが、ウラジロガシも同様で、2~3年で手が届く高さで収穫できるぐらいになるそうです。

1.2m四方程度のビニールシートの上に、仮束ね用のスリングを置いてから、葉が付いている1m程度の枝を並べていきます。

10kg程度になったら仮束ねします。このときギュッとくくっておかないと、この後の縛り紐がうまく巻けません。

荷造りロープの片端にアイを作っておき、それに反対側の端を通してから、斜めにグルグル縛り上げていきます。なるべく体積を減らした方が、トラックにたくさん積めます。縛り終えたら、仮束ね用のスリングは外して、次の束ね用に回します。

こうして束をどんどん作っていきます。この日は20束作って軽トラックがほぼいっぱいになりました。

針葉樹の素材生産だけでなく、いろいろな形で生計を立てていくことができそうです。ウラジロガシは現時点ではかなりいい値段で引き取ってくれるとのことです。

佐川町内での通常の活動以外にも、他地域での先進事例や新しい取り組みを見に行くことができるのはとてもありがたいです。今年度は鳥取の智頭町や徳島の橋本先生の山に行かせてもらって、大変勉強になりました。