5 農業

さかわのお茶通信 ■ 2回目の新芽萌ゆる

春が来ました。
佐川町にやってきて、一年が経ちました。佐川茶プロモーター田中です。こんにちは。
電車の開閉ボタンにドキドキして、夜の暗さに驚いて、道の曲がり具合に苦戦した一年前。一年経って、夜に家の前で星が見えることにきづき、誰かに連れて行ってもらわなければ辿り着けなかった茶園に自力で行って、汽車の乗降は人の動きを見ています。

さかわのお茶、新芽が揺れる

さて、色々あった一年ですが、なんと新芽は2回目です。
一年前に茶農家さんに色々教えてもらったことを、少しずつ育つ新芽を見ながら、ようやくちょっとずつ理解しています。

新芽が美しく愛らしく写せるよう、試行錯誤です。

こうやって新芽が育って来た時に一番怖いことは、霜が降りることです。
透けるように柔らかい新芽は、霜にとても弱いのです。
茶園やかつてそうだった場所には、謎の扇風機が立っていることがあります。5mくらい上空の暖かい空気層を茶の木に向かって送ることで、霜の被害を減らそうとしているのです。

早生品種が芽を出して、茶園の、一番心和む季節の始まりです。
もっとも、茶農家さんは一番忙しない時期が始まるのですが。

今年は暖冬の影響で、茶の木の動きが読めないと茶農家さんは言っておりましたが、再来週くらいには佐川町の新芽の摘採(お茶の葉を摘むこと)が始まりそうです。

さかわのお茶畑を目指す途中で

一年前、ほぼほぼ初心者だった車の運転ですが、未だ危なっかしいことは多いです。
それでも、自分で行ってみようと運転していく範囲は広がりました。短いながらも高速道路にも乗れました。

一年間あれほど通った黒岩地区で、この前初めて隠れ桜スポットを見つけました。

何気なく撮った最初の一枚がベストショット。

また、一年前、お茶のことを何も知らずにいたため、現在数少ない日本茶の資格である「日本茶インストラクター」を目指し、たくさんの方にアドバイスを頂いた上、何とか合格致しました。
お茶の基本も繰り返し学びながら、さかわのお茶の親しみ方、また新しいさかわのお茶を皆さんに届けられるよう任務を遂行して参りますので、佐川町地域おこし協力隊2年目も、何卒よろしくお願い申し上げます。