2 自伐型林業

トラックの運転

8期のヤジさんです。林業と聞いて思い浮かべる作業のイメージは、まずはチェーンソーで木を伐る作業だと思いますが、他にもいろいろな作業があります。ネタとしては地味ですが、いろいろな作業の一つとして「トラックの運転」があります。トラックは伐り出した材を市場に運んだり、重機等の機械を施業地にもっていったりするのに使います。佐川町のトラックは2tないし3tです。ダンプ機能がついているものもあります。

自動車運転免許は30年近く前に取ったので、その後の法改正(?)を経て8tまでは免許的には運転していいのですが、着任前は月に数回しか車を運転せず、しかも街乗りのオートマ、直近は軽自動車でしたので、いまだにトラックを運転するときはビビっていますw マニュアルの操作だけでオドオドしてます。

平地のアスファルトで舗装されているような道はまだいいのですが、山に入っていくと当たり前ですが平らなところはなくなり、経年劣化したコンクリ舗装になり、幅員が狭くなり・・・とどんどん不安が増してきます。材を伐り出すための作業道はダート、幅員は原則2.5mなので、ビビりまくりです。自伐型林業なので作業道は自分たちで作ります。幅員が広い方がもちろん運転しやすいのですが、広くすればするほど山には負担がかかるので、3tクラスのトラックが通れる最低限の幅員で作っています。作るときに自分がトラックで通ることを想像しながら作らないとあとで痛い目を見ますw

路肩には注意が必要。岩にぶつけてバンパーを損傷してしまいました涙

 

幅員が狭くなると内輪差を意識しないと最悪、脱輪します怖 内輪差なんて教習所以来、考えたことがなかったのですが、最近は一般道を自家用車で走る時にも意識するようになりました。時々、ミラーで後輪がどのあたりを通っているか、確認しています。さらにカーブを曲がるときは、トラックは前輪が運転席の真下あたりにあるので、アクセルやブレーキペダルよりも前の位置に前輪がある普通車よりも突っ込む必要があり、壁があるときは激突するような、谷に向かっているときは飛び出してしまいそうな感覚に襲われます。

コンクリート舗装の道でもカーブの回転半径が小さく、トラックだと切り返さないと回れないところがあります。山の中ですから坂道発進です汗 材や機械を積んで下るときは、総重量が重くなっている中、バックで坂道発進することになります。佐川町のトラックには坂道発進アシスト機能がついているものもありますが、これがまた100%効くわけではないので、慎重な操作が必要です。

・・・とネガティブなトーンで書きましたが、運転席の位置が高いので爽快感はあります。無事に運転できた時はある種の達成感というか、ちょっとトラック野郎のようにたくましくなった気がします。慣れの問題なので、どんどん運転しようと思います。