2 自伐型林業

道を補修してくれる人がいます

こんにちは

協力隊・自伐型林業・8期オカチャンです。

先日、林道整備作業をお手伝いしてきました。

佐川の林業地に向かう林道は、林業作業を行っていない奥地ではほとんど通行する車もなく、時間の経過とともに徐々に路線が崩れていきます。あらためて施業のため通行しようとすると補修が必要な場合が多いわけです。また、たまに車両が通る必要がある路線では、定期的にメンテナンスが必要です。大雨の後、法面が崩落した、路肩がくずれた、とか・・・、草本が繁茂して路肩が見えない、路線自体が草に埋もれてしった、とか・・・。そうしたさまざまな状況に対し、道路の補修・整備を請け負っておられる方がいらっしゃいます。もちろん、役場からの業務委託でボランティアではありませんが、そうした業務を地道に行っていただいているおかげで、私たちは施業地まで車でアクセスできるということです。

今回、小奥川の内線から分岐するオオタヲ線が長らくメンテナンスできておらず、近々山に入ることがあるため、補修作業を行うことになりました。私たちは自伐型林業の勉強中なわけですが、これもその一環!研修がてら作業をお手伝いをさせていただきました。何日かにわたって複数の協力隊メンバーが参加しました。私は6月27日、ヘアピンカーブのコンクリート舗装の作業をお手伝いしました。地ならしをして要所にメッシュ鋼を敷き、ミキサー車からコンクリートを流し込み、くわで均し、パタパタ(道具の名称がわかりません)で均し、コテ仕上げ、竹ぼうき仕上げするという工程でした。

実はこの路線、昨年度に道つけの先生をお招きして路線踏査を実施したのですが、これの関連作業の中で何度か通行した際、佐川町の公用車、軽バンの一台が、轍の石をおなかにこすってしまい、オイル漏れをおこして走行不能、整備業者にレスキューを要請するというアクシデントが発生した路線です。整備していない道路は通常走行に危険を伴う状態にあるというわけです。

 

 

佐川町のすべての林道路線を適宜補修できるほど、人員、予算などあるわけもなく重要度や作業予定などに合わせ任意の路線、地点を選んで作業していくしかありません。今回この路線を補修していただけるおかげで、より安心して協力隊業務を行うことができます。ほんとに感謝の思いでございます

卒業後、自分の管理する山に関しても、定期的なメンテナンスは必要になると思います。「壊れない道」は自分には無理だと思いますが、「壊れにくい道」を作ることと、メンテナンス作業について協力隊期間中に勉強しておきたいと思います。

※画像は一部、自分が参加した日以外も掲載しています。