2 自伐型林業

現地調達

 おはこんばんちは、協力隊自伐型林業8期生の茂野です。

長野県の標高1000mの避暑地から佐川町に越してきて2年目になり、              高知の気候にもだんだんと慣れてきましたが、 高知は暑いですね-                       山での作業は高湿気と気温とチェンソーパンツのトリプルアタックですぐに汗だくになります。

山は基本的に岩石でできており、谷間は降雨が地下を通って岩石の弱い部分を崩しながら集まり川になります、そして崩れ転がっている石は僕たちの作る作業道の一部として活用することができます。

湿度の高い針葉樹林内には僕たち協力隊が施工している作業道がありますが、降雨後もなかなか乾かず、トラックを四駆にしてもスリップして登れない個所があったりします。そんな道には石を敷いたりするとグリップが効くようになり上ることができるようになります。

 

この日は前々日まで雨が降っており、新しく作った道も多少は乾いているだろうとトラックで行ってみましたが、状況はズルズルのネチャネチャで全く登れず、、、荷台になにも載せていないバックでの登り、後ろのタイヤに重さが乗らず空転していました。

現場では様々なアクシデントが起こることを予想し、対処していかなければなりません。

ハンマーで割れそうな石を探してスリップしている個所へ重点的に割り、敷いていく作業をしました。その際、勾配の調整も視野に入れ調節していきます。砕き割った石をバックホーで踏んで馴染ませて再度トライ!!

うーん登れないなぁ。

何回かチャレンジしてまた石割り

 

そうして少しずつ上へ登っていけるように調整して。。。

グリップが効くようになりなんとか登ることができました!

割った石の数は覚えていません。三人で計5時間程の作業でした。

作業道を作る山によっては、掘っても石が出てこないような場所には、砂利の購入を検討する場合もあります。先にも書きましたが、周りをよく探すと石はどこにでも落ちています。近くに石のよく出る作業場があればそこから運んだり、臨機応変な対処ができるよう協力隊任期中に智慧と経験をたくさん積みたいと思います。

まだまだ暑い日が続きますから、みなさんご自身の体調には十分気を付けて夏を乗り切りましょう!ご自愛ください。